この時期の食欲増大は、年末年始の疲れから
- 2018.01.14
- 土

新年明けて、しばらく経つと毎年お決まりの症状が出て来ます。
食欲が止められず、お酒の量が増えて、毎日昼間が眠い。体はダルくて重いし、全身ムクミがある。
この症状は、
年末年始によく働き、よく食べ、よく飲んだ
そんな方によく現れる症状です。
ですから、まずは働き者で、食べて飲める体力があった自分を褒めましょう。
そして、次に「胃」「肺」の湿気と熱を取ります。
胃と肺の湿気
東洋医学的に胃と肺は湿気を溜め込みます。体にとって潤いは必要なのですが、過剰に取り込めば湿邪(しつじゃ)という邪魔者を抱え込み、過ごしにくさが出て来ます。
例えば体の重さや見た目のボリューム増大、眠いなど締まりがよくない状態が継続的に起こります。
舌はぼってり太り話ずらかったり、口内炎が出て来ます。
胃と肺の熱
温活が盛んになったのは良いのですが、昼夜逆転の生活やアルコールの過剰摂取などで溜め込んだ熱は、熱邪(ねつじゃ)を抱え込みます。熱邪は夏の体の症状ですが空調が発達した現代では冬でも起こりやすい症状です。
例えば飲んでも喉が渇いたり、食べなかったり食べ過ぎたり、また火照ったり異常に寒かったりと極端な陰陽が体に定着します。
熱が多すぎると下痢や軟便になり、便や尿の臭いが強く色が濃くなります。
この場合の自宅養生は、夏野菜やみかんの摂取だけでなく、冬の養生食材「あさり」を使ったスープをご提案しています。
「あさり」は冬の養生食材
冬の養生食材で、体を冷やす食材ですから、滋陰(じいん)という自力で熱を冷ます機能を向上させます。生魚や塩も熱を冷ます食材なので、お寿司やお刺身を欲する方がいらっしゃるかもしれません。
あさりのお出汁がいただけて、なおかつ冷やし過ぎないよう暖かなスープにして陰陽バランスが取れた食事で陰陽バランスが整った体へ導くのも良い養生法です。
今年のお年始からは特に胃の湿熱症状が多いエステティックコイケでしたので、これからが寒さ本番の冬の養生にご活用ください。
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