謳い

2020.08.12
養生＋再会

あの頃は仕事に、自分に、遊びに、恋に夢中だった。

今はそれほど夢中にならなくても、あの頃より慣れたのか、それとも落ち着いたのか、それなりの波はあったとしても毎日淡々と暮らせている。

大人の対応を身に付けたおかげで、世間との波風は立ちにくく振る舞え、社会では認められ頼られる存在になっているのに、求められるものが増える度、葛藤の風は強くなり私が自分を認めることが難しくなっている。今の私は何をどう表現すれば自分が納得するんだろう。

〜たくさんの経験と背景をもって生きている私は、私で良い。見せ方ではない、その在り方を知るのが「謳い」〜

謳いとは：うたいあげる。歌や文章などに自分の感情をうまく表現する事

頑張っているのに…

☑︎毎日考え事で頭がいっぱい

☑︎心に余裕が持てない

☑︎自分の本音を表現しにくい

☑︎自分と自分のやっていることに、本音で納得し切れない

☑︎世間にどう見られているのか、やっぱり気になる

☑︎常に戦っている感じがする

その現実は

世間に融合しすぎて、自分を見失っているから

考える事は得意。学ぶことも大好きだから心理学や占いにも投資してきたし、学問は常に私の羅針盤になっている。それにも関わらず、何かしっくり生きていない自分にも気がついているのです。

自分は本当は何者で、どう過ごしたくて、何を手にすれば納得できるのか、分からず彷徨ってきましたが、私たちは既に答えを知っているのです。既に経験し、何度も口に出し、それが自分の細胞に刻み込まれているにも関わらず、世間が求める人物像や理想、こうあるべきだという概念に掻き消され、その答えに自ら重い暗幕を引いてしまっているのです。全て経験の中にあるのにも関わらず。

今、何を大事に生きているのか、何を探し、何を手に入れようとしているのかを共有し、そのために必要な心の体力、体の状態を養生します。体の痛みや不調は心のそれと同調しています。思考を外して感じるまま生きる事は眉間にシワを寄せ体を固めて頑張る事とは正反対なのです。今の「ありのまま」から心と体を養生し、伸び伸びと生きていた幼少期の感覚から「ありのまま」を見出し、ワタシの経験は全て意味があり、やっぱり私は私で良いと学びをもって美しく咲くその姿をありのまま表現するから美しいのです。

①立ち位置・標べ：たくさんの経験を乗り越えてきたからこそ今の私が在る。それは私の社会性というスキルとなり、それなりに毎日を過ごすエッセンスになっている。そんな毎日だからこそ気付いた葛藤の中にいる自分を、まずはありのままの言葉で、どうなりたいのか、どうしたいのか、どう進みたいのか今の自分の言葉で話し、書き下ろし、自分の現在地をハッキリさせていきます。

②養生提案：心と体、自然や季節、状況や目的に添って陰陽バランスを取ろうとするうちに、中庸を知る事の重要さに気付くでしょう。食事・入浴・呼吸・睡眠という生活を整え、季節や月の満ち欠けに合わせ、心と体を明るく見通す生命力を養います。

③アロマセッション：状況に合わせて自分に還るアロマを導き出し、入浴やセルフケア、瞑想による養生を深めます。植物の力はあなたが思うよりもずっと、私たちを助けてくれるから。

こんな人に

私だからこそ乗り越えられたストーリーを経験した人
全ての経験の意味とその価値を見出し腑に落としたい人
その経験に真摯に向き合い、未来に向かいたい人
やっぱり素敵だった私に納得したい人
日々心や時間に余裕を持って過ごしたい人
好き嫌いではない受け取りの方が楽だと知りたい人
日々の会話や表現から、自分の個性に磨きをかけたい人
こんな表現方法があるんだと、多様な表現に感動できる人
個性の奥行きこそセンスだと感じる人
多様な表現の意図に気付き、理解を深め自分の幅を広げたい人

「かえるのうた」を歌うのは、そんなに難しいことでしょうか？それは既に知っていて、笑ってしまうほど簡単に歌えてしまえるもの。細胞に刻み込まれた本当の自分の在り方は、それくらいあなたの中に確実に、そして明確に在るものなのです。自分の中のそれを見つけた瞬間、懐かしさで涙する人、散々迷ってきたのにと肩すかしさながらポカンとする人、すぐにでも動きたくなる人や、天変地異よろしく身動きの取り方がわからなくなる人、反応は様々ですが、それこそ自ら降ろした暗幕を自らの力で開けた証なのです。そのように再会した《私》の存在意義や存在価値に向き合った時だからこそ、心と体は反応するのです。知りたかったはずなのに見たくない…そんな反応をも越える強さを持つ私たちが最後に出会うのはそう、自分でしかないのです。

だからこそ、自然のサイクルや養生を味方につけ、自分と向き合った上でこの後の人生をなんとなく生き進めることに決別し、自らの肚から湧き出る声で進路を見出す事は、どんな心理学やテクニックよりも圧倒的な自分の標べになるのです。その答えを知らずに命を全うする人、命絶えるその瞬間に知る人もいるでしょう。しかし、まるで嵐をも楽しむように味わい、自分と自分の周りをも楽園にする羅針盤とその進み方を、いつ手に入れるのがベストなのか、

それは、あなたの心の声に耳を傾ければ知ることができるでしょう。